No.07 メンタルトレーニング(6) =自信・否定的な思考/前向きな自己確認を自分に=
 試合で失敗してコーチにしかられた。

A選手・・・「本当にすみません。これから気をつけます」とさりげなく受けて、「次こそ頑張ろう、もうミスはしないぞ!」と本心から思う選手。

B選手・・・「ああもうだめだ。自分はなんてだめな選手なんだろう。今度、失敗したらどうしよう」とうなだれてしまう選手。

 全く同じことをいわれても二人の受けとめ方は大きく違う。ここでの問題は、A選手とB選手の性格の違いではなく、二人の考え方の違いが大きいことである。B選手にとって試合を否定的に受け取ったり、自分を責めたり、良いことは一つもない。

 試合をしていて、終了3分前に1点リードされているとき、あなたは「まだ3分も残っている」と考えるか、「もう3分しか残っていない」と考えるだろうか。「まだ」と考えた人はいいが、「もう・・・しか」と考えた選手について、否定的な思考の力は精神面だけでなく、肉体的にも直接働きかける。

 何かをしようと思ったとき、失敗した経験を思い出すと、たちまち身体が緊張し、身体に直接影響を受ける。これとは逆に、成功の経験をイメージすると心の中に自信があふれてきて、身体の中にエネルギーがわいてくる。ちょっと考え方を変えるだけでこんなに効果が変わってくる。(自己成就予言)

 不安傾向の強い選手は、まず自分の否定的な考えを自覚し、絶えず確認することである。

 自分に自信をつける一番いい方法は、常に前向きな自己確認を自分に与えることである。